院長ブログ

2011.09.05更新

 昨日から今朝にかけて甚大な被害が明らかになってきました。とくに奈良県十津川村・天川村、三重県紀宝町など紀伊半島での被害が大きいようです。上北山村でのここ数日の降雨量は約1800mmで、東京都に降る年間降水量の1.2 倍の雨が一度に降った計算になるとニュ-スで報告されていました。台風の進路に、より近かった大阪や堺はそこまでの降雨はなかったのでなぜ?と不思議に思う方も多いのではないでしょうか。
 
 私はここ一年間、大峰奥駈道沿いの山々を訪れていますので、天川村や上北山村へは何度も行き来しました。紀伊山脈の山々とそこに源を発する川や支流が深く、静かにどっしりと横たわっているという印象でした。しかし、一度自然が暴れると、川は氾濫し、山は崩れるという事を誰が予想できたでしょうか?!

 濁流に流され行方不明になっておられる方々の安否が気になります。今の私たちには、無事を祈るのみです。