院長ブログ

2011.10.17更新

 昨日はPM2時~5時までJR二条駅前の京都府医師会館で、京都府医師会が主催され京都府歯科医師会も後援して開催された、「平成23年度 京都府糖尿病対策推進講習会」に参加させていただきました。

 私は4年前から日本糖尿病協会歯科医師登録医として活動させていただいておりますが、登録医の更新を希望して、今回協会が更新の為指定する講習会の1つとして出席しました。去年度も京都のこの講習会には参加しましたので、今回も同じく講義を聴講するという形式かと思いきや、さにあらず、出席者の医師・看護師・薬剤師・栄養士・臨床検査技師・介護支援専門員・歯科医師・歯科衛生士らをほぼ均等に、1グル-プ内に全ての職種の人が何名かずつ配置される形で、8グル-プに分けて、症例提示された2名の糖尿病患者さんの病状や服薬状況・生活環境・口腔内の状態・介護状態などを包括的にグループ内で討論し、その患者さんのさらなる病状・生活環境改善の為に何をなすべきか?!考えました。

 グル-プ内でまとめた対策を8名のグル-プ代表が全員の前で発表後、全体でさらに検討して、総括し終了したのです。
その為、①グループ内での討論の司会・進行役 ②まとめた対策の発表原稿・表などの作り手 ③全員の前での発表者  の3名をグル-プ内で選びましたが、私の配置されたグル-プではジャンケンで選ぶことになり、ジャンケンに弱いわたしは表・原稿を作る役を仰せつかりました。これぞ、全員参加型の講習会ですネ。

 こうした状況では皆、必死に討論していました。寝てる人など一人もいません。この講習会を企画した医師会側の人も最初、「思考錯誤の状況なので、失敗するかもしれませんが、とりあえずやってみましょう」とおっしゃっていましたが、私にとってはすごく新鮮な印象で、会も大成功だったと思います。歯科医師として具体的な糖尿病の勉強はできますし、色々な職種の立場からの物の見方も再認識できます。有意義でした。京都まで行った価値がありました。