院長ブログ

2012.09.19更新


 


  
この連休に長野県の中央アルプス北部の主稜線とも言われる空木岳に登って来ました。AM6時に千畳敷から出発し極楽平の稜線上に出て、檜尾岳~熊沢岳~東川岳へとアップダウンのあるコ-スを縦走しPM12時半に、空木岳直下に位置する木曽殿山荘に到着。快晴でここまでの景色は抜群でしたし、このまま1時間半で頂上に着くとの事でしたから頑張ろうか?とも思いましたが、かなり疲れていたし、上の写真でお分かりのように、山荘から見る空木岳は私には壁のごとく感じられ、あの急な傾斜の稜線を登るの?!とへこたれてしまいました。それにこれより上には避難小屋が2軒あるだけで、食事を出してくれる、まともな小屋は木曽殿山荘しかなく、ここを予約していたから、又この山荘まで降りて来ないといけないと思うと今日は早めに小屋に入って身体を休めようと決心。PM5時夕食。PM8時消灯。山小屋での時間は早いのだ・・・。今日の宿泊者は満杯との事で、小さなせんべい布団1枚に「2名ずつ寝て下さい」 寝返り打つのも大変でした。                                              
 

 翌17日AM4:30 朝食。私は5時、まだ日が明けないうちにヘッドランプ頼り
に登り出しました。上の写真で見えるのはまだ第一ピ-クだそうでその奥に
第二があり、第三ピ-クが頂上だと小屋の主人が説明してくれました。
 第二ピークを過ぎたあたりからガスがかかり、小雨が降ってきました。
山頂近くなると巨大な岩が点在し、よじ登るのも大変な所も2~3箇所

 AM6:35 山頂到着。二番目の写真のように、完全にガスに囲まれ
眺望は全く効きませんでした。台風が九州に来ているので、本降りに
ならぬ内に急いで池山尾根を下山。AM11:15 駒が池に到着。
登りごたえのある、又景色良しのお山でした。

 著名な女性アルピニストの田部井淳子氏が昨年の家庭画報の百名山
特集記事でこの空木岳を、「大変なお山。山登りに慣れてから行くべし」と
紹介されていたが納得です。楽しかったです。